キャバ嬢向けQ&A
Q1. 夜職でも確定申告は必要ですか？
はい、必要な場合があります。
キャバクラ・ラウンジ・ガールズバー・コンカフェなど夜職は、業務委託（個人事業）として扱われるケースが多く、年間の所得が48万円を超えると確定申告が必要になります。
無申告を続けると、延滞税や追徴課税が発生する可能性があります。
Q2. 職種によって確定申告の方法は変わりますか？
申告の手続き自体は同じですが、経費にできる項目が異なります。
働き方によって必要な準備も変わるため、自分の職種に合った方法を知ることが大切です。
例）
- キャバクラ・ラウンジ：美容・衣装・同伴費の管理が中心
- ガールズバー / コンカフェ：交通費や物販の管理が必要
- ショークラブ：衣装やレッスン費の記録が重要
Q3. 何が経費として認められますか？
仕事に必要な支出は経費として認められる可能性があります。
- ドレス / 靴 / アクセ
- ヘアメ・ネイル・美容
- 化粧品・香水
- 同伴/アフターの飲食
- 交通費 / 送迎代 / タクシー
- 名刺作成や物販仕入れ
- スマホ・通信費の一部 など
※用途や金額によって扱いが異なるため、領収書の保管が重要です。
Q4. 無申告でもバレることはありますか？
あります。
銀行口座の入金記録、マイナンバー、源泉徴収、送金履歴などからデータで把握される仕組みがあります。
調査対象になると追加の税金が発生する可能性があります。
Q5. 実際どれくらい税金がかかりますか？（目安）
税金は 利益に対して計算されます。
一般的に 利益の15〜30%程度 が目安です。
例）
- 月30万円の利益 → 4〜7万円
- 月50万円の利益 → 8〜15万円
- 月70万円の利益 → 12〜20万円
経費整理で税額は大きく変わります。
Q6. スマホだけで確定申告の準備はできますか？
はい、できます。
以下の3つをスマホに残しておくだけで十分です。
- 売上メモ（時給・バック）
- レシート・明細の写真保存
- 給料明細・送金履歴のスクショ
LINE/メモ/フォルダでまとめておくと便利です。
Q7. 副業が会社にバレないようにできますか？
住民税の通知先を自分に変更することで、バレるリスクを下げられます。
※勤務状況によって例外がありますので、個別に相談ください。
店舗向けQ&A
Q1. キャストの確定申告は店舗側の義務ですか？
いいえ、キャスト個人で行う必要があります。
夜職は業務委託契約が多いため、年末調整などは店舗側の義務ではありません。
ただし、源泉徴収した場合は明細の管理と納付が必要です。
Q2. 源泉所得税はどうすればいいですか
キャストへ報酬を支払う際に、報酬の10.21%を源泉徴収し、国へ納付する必要があります。
支払明細や送金履歴を残し、管理できる体制を作ることが重要です。
Q3. キャストに渡すべき書類は何ですか？
- 支払明細
- 源泉徴収額の総額一覧（支払調書）
- 報酬の内訳がわかる資料
支払調書自体は提出義務はありませんが、キャストの申告サポートとして役立ちます。
Q4. 税務サポートを店舗が案内するメリットはありますか？
あります。
税金の不安は離職につながりやすいため、サポート案内がある店舗は定着率が高くなる傾向があります。
相談先の案内だけでも働きやすい環境になります。
Q5. キャスト複数名の相談や店舗単位の問い合わせは可能ですか？
対応方法は状況によって異なりますので、人数や状況に応じた最適なご提案をいたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。